di・ke・dariの違い|場所と方向を表す前置詞

di・ke・dariの違い|場所と方向を表す前置詞 文法・接辞

インドネシア語のdi・ke・dariは、場所や移動の関係を表す基本的な前置詞です。diは「〜で・〜に」という位置、keは「〜へ」という目的地、dariは「〜から」という出発点・起点を表します。Di hotel「ホテルで」、ke bandara「空港へ」、dari Jepang「日本から」のように使います。

三語は簡単に見えますが、diと動詞を作る接頭辞di-の表記、keとkepadaの違い、dariとdaripada、di mana・ke mana・dari manaで混乱しやすい分野です。この記事では意味、語順、時間表現、疑問文、つづり、旅行・仕事の例文を整理します。場所・施設を表す単語も合わせて活用してください。

di・ke・dariは位置・目的地・起点を表す

前置詞 中心意味 日本語
di 静止している位置・行為の場所 di hotel ホテルで・ホテルに
ke 移動の目的地・方向 ke hotel ホテルへ
dari 出発点・出身・情報源 dari hotel ホテルから

Saya berada di hotel.はホテルにいる状態、Saya pergi ke hotel.はホテルへ移動すること、Saya datang dari hotel.はホテルから来たことを示します。同じ名詞hotelでも、前置詞によって位置関係が変わります。

状態・移動 インドネシア語 日本語
位置 Saya di kantor. 私はオフィスにいます
目的地 Saya pergi ke kantor. 私はオフィスへ行きます
起点 Saya pulang dari kantor. 私はオフィスから帰ります
位置 Buku itu ada di meja. その本は机の上にあります
目的地 Letakkan buku itu ke dalam tas. その本をバッグの中へ入れてください
起点 Keluarkan buku itu dari tas. その本をバッグから出してください

diは場所・位置・行為が行われる所を示す

diは、人や物が存在する場所、動作が行われる場所を示します。di+場所の名詞が基本で、di sini「ここで」、di sana「あそこで」、di rumah「家で」、di Indonesia「インドネシアで」のように使います。

例文 日本語 diの役割
Saya tinggal di Tokyo. 東京に住んでいます 居住場所
Kami makan di restoran. レストランで食事をします 行為の場所
Rapat diadakan di lantai tiga. 会議は3階で開催されます 開催場所
Ada apotek di dekat hotel. ホテルの近くに薬局があります 存在場所
Tolong tunggu di sini. ここで待ってください 待機場所
Dia bekerja di perusahaan Jepang. 彼・彼女は日本企業で働いています 所属・活動場所

diは通常、目的地を表しません。Saya pergi di kantorではなくSaya pergi ke kantorです。ただし、tiba di kantor「オフィスに到着する」、sampai di hotel「ホテルに着く」のように、到着後の位置を示す動詞とはdiを使います。

keは移動の目的地・方向を示す

keは、pergi「行く」、datang「来る」、pulang「帰る」、berangkat「出発する」、pindah「移る」など、移動を表す動詞と組み合わせます。ke sini「こちらへ」、ke sana「あちらへ」、ke luar「外へ」、ke dalam「中へ」も頻出です。

例文 日本語 ポイント
Saya pergi ke bandara. 空港へ行きます 目的地
Dia pulang ke rumah. 彼・彼女は家へ帰ります 帰着点
Kami pindah ke Jakarta. 私たちはジャカルタへ引っ越します 移動先
Silakan masuk ke ruangan ini. この部屋へお入りください 内部への移動
Bus ini menuju ke pusat kota. このバスは中心部へ向かいます 方向
Kirim file ini ke alamat berikut. このファイルを次のアドレスへ送ってください 送付先・口語的表現

人への正式な伝達先にはkepadaを使うことがあります。Saya mengirim laporan kepada manajer.「管理者へ報告書を送ります」のように、受け手を明確にします。日常会話ではkirim ke Budiのようなkeも聞かれますが、文書や丁寧な文章ではkepadaが適切な場合があります。

dariは出発点・出身・材料・情報源を示す

dariは、物理的な出発点だけでなく、出身、時間の始点、材料、送り主、情報源など、広い「起点」を表します。どこから来たかだけでなく、何から作られたか、誰から受け取ったかにも使えます。

用法 例文 日本語
出発点 Saya datang dari Surabaya. スラバヤから来ました
出身 Saya berasal dari Jepang. 日本出身です
時間の始点 Kantor buka dari pukul delapan. オフィスは8時から開きます
送り主 Saya menerima pesan dari hotel. ホテルからメッセージを受け取りました
材料 Meja ini terbuat dari kayu. この机は木で作られています
情報源 Saya mendengar berita itu dari teman. そのニュースを友人から聞きました

比較ではlebih besar daripada…「〜より大きい」のdaripadaが標準的な形です。会話でdariが使われることもありますが、場所・起点のdariと比較のdaripadaを分けて覚えると文章が明確になります。

di mana・ke mana・dari manaで場所を尋ねる

疑問詞manaと組み合わせると、位置・目的地・起点を尋ねられます。di manaは「どこに・どこで」、ke manaは「どこへ」、dari manaは「どこから」です。疑問文の作り方で説明したとおり、疑問表現を文頭または知りたい位置に置けます。

質問 日本語 答え
Toiletnya di mana? トイレはどこですか Di sebelah lobi.
Anda tinggal di mana? どこに住んでいますか Di Bandung.
Anda mau ke mana? どこへ行きますか Ke stasiun.
Bus ini pergi ke mana? このバスはどこへ行きますか Ke bandara.
Anda berasal dari mana? どちらの出身ですか Dari Jepang.
Paket ini dikirim dari mana? この荷物はどこから発送されましたか Dari Jakarta.

位置を尋ねるのにke manaを使うと「どこへ行くのか」という移動の質問になります。逆に、目的地をdi manaで尋ねると「どこにあるのか」に変わります。動詞が静止か移動かを確認してください。

前置詞di・keは分けて書き、接頭辞di-・ke-は続けて書く

正書法上、場所を表す前置詞di・ke・dariは後ろの語と分けて書きます。di rumah、ke sekolah、dari Jakartaが正しい形です。一方、受動態を作る接頭辞di-は動詞へ続け、dibaca「読まれる」、dikirim「送られる」と書きます。

分けて書く前置詞 続けて書く接辞 見分け方
di kantor(オフィスで) dikerjakan(行われる) 場所か、動詞を作るか
di atas meja(机の上に) ditulis(書かれる) 後ろが場所名か動詞語幹か
ke sekolah(学校へ) kedua(二番目) 方向か、序数を作るke-か
ke luar(外へ) kebaikan(善良さ) 移動先か、名詞を作る接辞か
dari rumah(家から) dariは前置詞として分ける

スマートフォンの入力やチャットではdirumah、dikantorのような表記を見かけることがありますが、記事・業務文書・学習用文章では正書法に従って分けます。受動態との区別は接頭辞di-の受動態も確認してください。

旅行・仕事の例文とよくある間違い

場面 インドネシア語 日本語
空港 Saya baru tiba di Bandara Soekarno-Hatta. スカルノ・ハッタ空港に到着したところです
タクシー Tolong antar saya ke hotel ini. このホテルまでお願いします
道案内 Berapa jauh dari sini ke stasiun? ここから駅までどのくらい遠いですか
職場 Rapat dipindahkan ke ruang 302. 会議は302号室へ変更されました
送付 Dokumen ini dikirim dari kantor pusat. この文書は本社から送られました
勤務 Saya bekerja dari rumah hari ini. 今日は在宅勤務です
  • 目的地にdiを使う:pergi ke kantor、到着後の位置はtiba di kantor
  • 前置詞diを後ろの語と続ける:di rumahのように分ける
  • 受動態di-を分ける:dikirim、dibacaのように続ける
  • 人への正式な送付先を常にkeだけで表す:必要に応じてkepadaを使う
  • 比較の「〜より」に常にdariを使う:標準的な文章ではdaripadaを検討する

練習では一つの場所を三方向から表します。Saya berada di hotel.「ホテルにいる」、Saya pergi ke hotel.「ホテルへ行く」、Saya datang dari hotel.「ホテルから来る」です。次にhotelをkantor、bandara、restoranへ置き換えてください。

diは位置、keは目的地、dariは起点を示します。意味だけでなく、前置詞は分けて書き、受動態のdi-は動詞へ続けるという表記まで一緒に覚えることが重要です。

旅行での場所表現はインドネシア旅行の基本会話50選でも場面別に確認できます。

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